Git によるバージョン管理入門 (Windows)
インストール
Git for Windows をダウンロードしてインストールします.公式サイト (https://gitforwindows.org/) からインストーラをダウンロードして実行します.インストールはおおよそ標準設定のまま進めば良いですが,次の2箇所だけ注意して変更するとよいでしょう.まず,エディタに Visual Studio Code や Atom を使っている場合は,このステップで設定しておきます.また,このステップでは標準ブランチ名を「main」にしておくと良いでしょう.
ダウンロードしたインストーラを実行します.
「ユーザーアカウント制御」の画面が表示された場合は「はい」をクリックします.
ライセンスの内容を確認して「Next」をクリックします.
インストールするフォルダを確認して「Next」をクリックします.
コンポーネントは変更せずにそのまま「Next」をクリックします.
スタートメニューもそのままで「Next」をクリックします.
標準エディタでは主に使うエディタを設定しておくと良いでしょう.初期値は「Vim」になっているので,「Visual Studio Code」などを選びます.
標準ブランチ名の設定を「Override the default branch name for new repositories」を選択し,「main」を指定して「Next」クリックします.なお,2020年10月に GitHub において標準ブランチの名前が master から main に変更されました.この動きに対応するために「main」を入力しています.(ここで指定しなければ「master」が標準ブランチ名になります.)
Windows 標準のコマンドプロンプトでも Git を使いたいので,「Git from the command line ...」が選択されていることを確認して「Next」をクリックします.
「Use bundled OpenSSH」が選択されていることを確認して「Next」をクリックします.
「Use the OpenSSL library」が選択されていることを確認して「Next」をクリックします..
改行コードの変換についても「Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings」のままで「Next」をクリックします.
「Use MinTTY」のままで「Next」をクリックします.
これも変更せず「Fast-forward or merge」のままで「Next」をクリックします.
「Git Credential Manager」のままで「Next」をクリックします.
これも変更することなく「Next」をクリックします.
「Install」をクリックしてインストールを開始します.
インストール中です.
インストールが完了しました.
Git のインストールができたことを確認します.Git の操作は「ターミナル」や「コマンドプロンプト」「パワーシェル」などで行います.Windows 11 では「ターミナル」を利用するとよいでしょう.Windows 10 では「コマンドプロンプト」や「パワーシェル」を利用するか,「Microsoft Store」アプリを起動して「Windows Terminal」をインストールして利用してもよいでしょう.あるいは,Visual Studio Code の「ターミナル」でも構いません.
Windows 10 でコマンドプロンプトを起動します.
Windows Terminalがインストールされている環境では Terminal のなかでコマンドプロンプトが利用できます.
Windows 10 や 11 でターミナルを起動します.
標準ではターミナルの中で「Windows PowerShell」が起動します.タブ右側の「v」アイコンから「コマンドプロンプト」なども起動できます.
例えば PowerShell で git --version
と入力するとインストールされている Git のバージョンを確認できます.
コマンドプロンプトでもバージョンを確認できます.バージョン番号が表示されたらインストールは成功しています.もしもインストール前からコマンドプロンプトなどを起動していた場合はエラーが表示されるかもしれません.その場合はコマンドプロンプトなどを再起動してください.
C:\Users\student>git --version ⏎
git version 2.44.0.windows.1
C:\Users\student>