Bootstrap によるレスポンシブ Web デザイン
ディスプレイプロパティを設定する
ここではブラウザの幅を変更したときに要素を表示したり,非表示にしたりする方法を確認します.これにはディスプレイプロパティというユーティリティクラスを使います.
  まず,.d-none というクラスを設定すると,その要素を非表示にできます.
index.html(抜粋)
<p class="d-none">
  ディスプレイプロパティを使ってみます
</p>
ブラウザでの表示結果
ディスプレイプロパティを使ってみます
  次に,.d-block というクラスを設定すると,その要素をブロックレベル要素として表示します.ただし,p 要素はそもそもブロックレベル要素なので,.d-block を指定しても標準と同じ表示になるはずです.
index.html(抜粋)
<p class="d-block">
  ディスプレイプロパティを使ってみます
</p>
ブラウザでの表示結果
ディスプレイプロパティを使ってみます
  次に,画面の幅が狭いときには非表示にして,-md 以上になると表示します.このためには,.d-none でいったんすべて非表示にして,.d-md-block を指定して -md 以上で表示するようにします.
index.html(抜粋)
<p class="d-none d-md-block">
  md以上で表示するようにディスプレイプロパティを使ってみます
</p>
ブラウザでの表示結果
md以上で表示するようにディスプレイプロパティを使ってみます
  今度は逆に画面の幅が狭いときには表示して,-md 以上になると非表示になるように設定します.
index.html(抜粋)
<p class="d-block d-md-none">
  md未満で表示するようにディスプレイプロパティを使ってみます
</p>
ブラウザでの表示結果
md未満で表示するようにディスプレイプロパティを使ってみます
  さらに -lg の状態だけで表示する方法も示します.このためには,.d-none でいったんすべて非表示にし,.d-lg-block で -lg 以上で表示するようにします.さらに .d-xl-none で -xl 以上で再び非表示にすることで実現できます.
index.html(抜粋)
<div>
  <p class="d-none d-lg-block d-xl-none">
    lgだけで表示するようにディスプレイプロパティを使ってみます
  </p>
ブラウザでの表示結果
lgだけで表示するようにディスプレイプロパティを使ってみます
  上の方法を組み合わせて,-md までと -lg 以上で表示する文字列を切り替えます.
index.html(抜粋)
<p class="d-block d-lg-none">
  この文字列はスマートフォンなど比較的幅の狭い画面でのみ表示されるメッセージです.
</p>
<p class="d-none d-lg-block">
  このメッセージは画面の幅が広いときだけ表示されます.
</p>
ブラウザでの表示結果
この文字列はスマートフォンなど比較的幅の狭い画面でのみ表示されるメッセージです.
このメッセージは画面の幅が広いときだけ表示されます.