まずは,トップページ(http://127.0.0.1:8000/)にアクセスしたときに簡単な文字列が表示されるようにビューを作成してみよう.
comments フォルダ内に生成された views.py は次のような内容になっているはずである.
comments/views.py
from django.shortcuts import render
# Create your views here.
このファイルを次のように編集する.
comments/views.py
# from django.shortcuts import render
from django.http import HttpResponse
# Create your views here.
def index(request):
return HttpResponse("Hello, world. You're at the comments index.")
まず,render
は今の所使用しないので,1行目をコメントアウトしている.6行目以降が index 関数の定義であり,その中で文字列を HttpResponse として返している.この HttpResponse が利用できるように,2行目でインポートしているだけである.
次に,トップページ(http://127.0.0.1:8000/)にアクセスしたときに,上で定義した index 関数が呼び出されるようにルートを定義する.このために,comments フォルダ内に urls.py ファイルを作成して,次にような内容を入力する.
comments/urls.py
from django.urls import path
from . import views
urlpatterns = [
path('', views.index, name='index'),
]
Django ではプロジェクトの中に複数のアプリケーションを作成する形式になっている.今回は django_comment というプロジェクトの中に,comments プロジェクトが存在することになる.上で設定した urls.py は comments プロジェクト内での設定であるので,その親にあたる django_comment プロジェクトのルートに comments プロジェクトを含める作業が必要である.このためには,django_comment フォルダ内にある urls.py に comments プロジェクトを登録すれば良い.
プロジェクト作成時の django_comment/urls.py は次のようになっている.
django_comment/urls.py (抜粋)
from django.contrib import admin
from django.urls import path
urlpatterns = [
path('admin/', admin.site.urls),
]
これを次のように編集する.なお,すでに管理者用のページが準備されているが,今の所使用しないのでコメントアウトしておく(管理者ページも驚くほど高機能なものがすでに設定されています).
django_comment/urls.py (抜粋)
# from django.contrib import admin
from django.urls import include, path
urlpatterns = [
path('', include('comments.urls')),
# path('admin/', admin.site.urls),
]
ここまでできたら,Web サーバを起動してトップページにアクセスしてみよう.簡単な Hello, world メッセージが表示されるはずです.
(base) C:\Users\lecture\Documents\django\django_comment>python manage.py runserver ⏎ Watching for file changes with StatReloader Performing system checks...