HTML 入門トップページ


目次

  1. ホームページ作成はじめの一歩
  2. HTMLの基礎
    1. HTML の雛形
    2. タグの基礎知識
    3. インデント
    4. コメント
  3. 基礎的なタグをマスターしよう
  4. HTML 文書を検証してみよう
  5. スタイルシート
  6. フォームを使ってみよう
  7. 参考サイト

HTML の基礎

HTML の雛形

HTML の雛形は次のとおりです.

index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <title>ホームページ</title>
</head>
<body>
  ホームページを作ってみます。
</body>
</html>

<!DOCTYPE html>

1行目の <!DOCTYPE html> はこの文書が HTML Living Standard (または 2021年1月までの W3C による HTML5) で記述されていることを意味するものです.この記述がない HTML 文書はさらに古い HTML4 等で作成されたものです.

<html lang="ja">

2行目の <html lang="ja"> と 10行目の </html> で囲まれる範囲が HTML 文書になります.2行目の lang="ja" は HTML が日本語であることを意味しています.

<html lang="ja"> と 10行目の </html> の中には,<head> ... </head><body> ... </body> のブロックを記述します.

<head> ... </head>

3行目の <head> から6行目の </head> までの範囲はヘッダー部と呼ばれ,文書のタイトルや文字コード,検索エンジンに対する指示などを記述します. <meta charset="utf-8"> は文書が UTF-8 という文字コードで記述されていることを意味し,この情報を用いて Web ブラウザが文字コードを判断します.<title> ... </title> の中には,文書のタイトルを記述します.この内容は Web ブラウザのタブ(またはタイトルバー)に表示されます.

<body> ... </body>

<body> ... </body> の中に本文を記述します.</html> の後に本文を記述しないように気をつけよう.

Visual Studio Code で Emmet を使う

Visual Studio Code を利用している場合は Emmet で簡単に HTML の雛形を生成(入力)することができます.空の html ファイルを作成し(Visual Studio Code の言語モードが HTML になっていることを確認し),html:5 と入力した後,Tab または Enter を押します.あるいは ! だけを入力してTab または Enter を押します.この操作で次のような雛形が生成できます.

index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
  <title>Document</title>
</head>
<body>

</body>
</html>

上のコードで2行目の言語設定が en になっているのでこれは ja に変更します.なお,Visual Studio Code の設定を変更することで,言語設定が ja となって雛形を生成できるようにもなります.設定方法はこちらを参照してください.また,5行目の <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> はスマートフォンなどに対応するレスポンシブWebデザインを利用するときに必要になる記述です.現時点では5行目の記述を削除してしまっても問題ありません.