Laravel 10 入門トップページ


目次

  1. プロジェクトを作成する
  2. データベースファイルを作成する
  3. Visual Studio Code を設定する
  4. .env を編集して初期設定する
  5. タイムゾーンと言語を設定する
  6. Webサーバを起動して終了する
  7. マイグレーションファイルを生成する
  8. テスト用データを設定する
  9. モデルを作成する
  10. コントローラを作成する
  11. ルートを定義する
  12. データベースからデータを取り出す
  13. トップページにリンクを設置する
  14. ビューを使ってレコードを表示する
  15. コメントを個別に表示するページを作成する
  16. コメント投稿機能を実装する
  17. 投稿内容を検証する
  18. 投稿内容を編集する
  19. 投稿コメントを削除する
  20. テストの自動化を実現する
  21. テストカバレッジを計測する
  22. 複数のLinuxコマンドを実行し,履歴からも実行する
  23. ビューをレイアウト化する
  24. Bootstrap を導入する
  25. SQLite を操作する
  26. フェイカでシーダを拡張する
  27. ページネーションを作る
  28. シーダに登録日時と更新日時を追加する
  29. 一覧表示を更新日時の降順にする
  30. フラッシュメッセージを表示する
  31. スタイルシートでデザインを整える

Laravel によるコメント掲示板の開発

.env を編集して初期設定する

.env ファイルはデータベースへの接続情報などの環境設定を保存するファイルです.ファイル名の先頭文字が . のファイルは隠しファイルであるため,Linux の ls コマンドでは見えず,隠しファイルを表示するための -a オプションをつけて,ls -a のように入力しなければなりません.

vagrant@ubuntu2204 comment_app $ ls ⏎
README.md  composer.json  package.json  routes   vite.config.js
app        composer.lock  phpunit.xml   storage
artisan    config         public        tests
bootstrap  database       resources     vendor
vagrant@ubuntu2204 comment_app $ ls -a ⏎
.               .gitignore             composer.lock  routes
..              .phpunit.result.cache  config         storage
.editorconfig   README.md              database       tests
.env            app                    package.json   vendor
.env.example    artisan                phpunit.xml    vite.config.js
.git            bootstrap              public
.gitattributes  composer.json          resources
vagrant@ubuntu2204 comment_app $

今回はデータベースに SQLite を利用するのでその設定を .env ファイルに記載します.この時,MySQLデータベースへの接続に必要な項目は削除するかコメントアウトします.

.env(抜粋)
DB_CONNECTION=sqlite
# DB_CONNECTION=mysql
# DB_HOST=127.0.0.1
# DB_PORT=3306
# DB_DATABASE=laravel
# DB_USERNAME=root
# DB_PASSWORD=

なお,.env ファイルは Git のコミットには含まれないので,設定を Git に残したい場合は .env.example ファイルにも記載すると良いでしょう.ただし,.env.example ファイルには決してパスワードなどの情報は記載しないでください.Git のコミットから除外するための設定は .gitignore ファイルに記載されています.

.gitignore
/.phpunit.cache
/node_modules
/public/build
/public/hot
/public/storage
/storage/*.key
/vendor
.env
.env.backup
.env.production
.phpunit.result.cache
Homestead.json
Homestead.yaml
auth.json
npm-debug.log
yarn-error.log
/.fleet
/.idea
/.vscode

.env.example にも記載したのであれば,git でコミットしておくと良いでしょう.このときに,.env ファイルは除外されていることに注意してください.

vagrant@ubuntu2204 comment_app $ git status ⏎
On branch master
Changes not staged for commit:
  (use "git add <file>..." to update what will be committed)
  (use "git restore <file>..." to discard changes in working directory)
	modified:   .env.example

no changes added to commit (use "git add" and/or "git commit -a")
vagrant@ubuntu2204 comment_app $ git add . ⏎
vagrant@ubuntu2204 comment_app $ git commit -m'.env' ⏎
[master f89fec0] config
 1 file changed, 3 insertions(+), 3 deletions(-)
vagrant@ubuntu2204 comment_app $

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