React 入門
Python Django によるバックエンド API サーバの準備
仮想環境の構築
次のセクションではコメント掲示板フロントエンドを React で開発します.バックエンドの API は様々な方法で開発ができますが,今回は Python Django で API サーバを構築することにします.
まず,Anaconda など Python の開発環境がインストールされている状態にします.Windows へのインストールの方法はこちらを,macOSへのインストール方法はこちらを参照してください.
Python の標準開発環境に Django をインストールするにはそのまま次のページに進んでください.仮想環境を構築すると,Python のバージョンを指定したり,各種パッケージのバージョンを指定できたりするので,パッケージのバージョン不一致により動作しないといった問題を防ぐことができるようになります.ここでは,Python 3.11 を指定して py311DjangoAPI
という名称の仮想環境を構築します.
% conda create -n py311DjangoAPI python=3.11
インストールされている仮想環境の一覧は次のコマンドで確認できます.
% conda env list
表示された仮想環境から仮想環境の名前を指定して有効化します.
% conda activate py311DjangoAPI
Windows 環境で上のコマンドを順番に実行すると次のような結果になりました.(macOS でもコマンドは共通です.)
(base) C:\Users\student>conda env list ⏎ # conda environments: # base * C:\Users\student\anaconda3 (base) C:\Users\student>conda create -n py311DjangoAPI python=3.11 ⏎ ・・・(略)・・・ (base) C:\Users\student>conda env list ⏎ # conda environments: # base * C:\Users\student\anaconda3 py311DjangoAPI C:\Users\student\anaconda3\envs\py311DjangoAPI (base) C:\Users\student>conda activate py311DjangoAPI ⏎ (py311DjangoAPI) C:\Users\student>