Laravel 10 入門トップページ


目次

  1. API とプロジェクトの概要
  2. プロジェクトの作成と初期設定
  3. データベースのマイグレーション
  4. シーダによるコメントデータの登録
  5. モデルの生成
  6. リソースの生成
  7. GETメソッドを利用した個別コメント取得のAPI作成
  8. 日本語文字列の表示と日時の調整
  9. GETメソッドを利用したコメント一覧取得のAPI作成
  10. データのラップ
  11. POSTメソッドを利用したコメントの新規投稿APIの作成
  12. PUTメソッドを利用したコメント更新APIの作成
  13. DELETEメソッドを利用したコメント削除APIの作成
  14. シーダの拡張
  15. ページネーションの実装
  16. 個別コメントをコントローラで取得
  17. Postman の利用
  18. ユーザ情報を登録する
  19. Sanctum によるユーザ認証
  20. ログインとトークン
  21. コメントとユーザのリレーションシップ
  22. 新規投稿時にユーザIDを記録する
  23. コメントからユーザ名を表示するリレーションシップ
  24. ユーザからコメント一覧を取得するリレーションシップ
  25. 更新と削除の権限設定
  26. 発行済みトークンの取得
  27. トークンの有効期限
  28. レート制限
  29. 閲覧権限の緩和

Laravel で API を開発する

API とプロジェクトの概要

API とは

API (Application Programming Interface) は,ソフトウェアの機能の一部を他のプログラムからも利用できるようにするためのインタフェースです.特に REST API は REST (Representational State Transfer) の4原則に則った API で,この4原則は次のとおりです.

  1. 統一インタフェース
  2. アドレス可能性
  3. 接続性
  4. ステートレス性

例えば,X(旧Twitter)ではポスト(ツイート)を閲覧したり投稿したりするための API が公開されているため,Twitter の Web サイトや公式のスマホアプリだけでなく,第3者が公開したスマホアプリでポスト(ツイート)の閲覧,投稿ができたり,自身で開発したプログラムからポストを閲覧したり投稿ができたりします.

目次に戻る

ここでの概要

以前のページでは,コメントを投稿したり閲覧したりする掲示板を作成しました.また,このページでもユーザのログイン機能を備えた掲示板を作成しました.これらの掲示板では特定の Web ページに Web ブラウザでアクセスしなければ掲示板を利用することができませんでした.ここではコメント掲示板とほぼ同じ機能を持つ API バージョンの掲示板を開発します.

つまり,あらかじめ定められた URI に http プロトコル(または https)の GET や POST などのメソッドを利用してリクエストを送信すると JSON 形式の結果を得ることができるようになります.つまり,自分で開発した別の PHP プログラムや Python プログラム,スマホアプリ,コマンドラインなどからコメントを閲覧したり投稿したりできるようになります.

目次に戻る