前のページでは Laravel Breeze をインストールしてユーザ認証機能を追加しました.インストールだけで必要な機能がほぼ出来上がっているので,ここでは実際にその動作を確認します.
トップページにアクセスすると,これまでは存在しなかった「Log in」と「Register」のリンクが画面の右上に表示されました.
「Log in」のリンクをクリックしてログインページを開きます.しかし,まだユーザ情報が一切登録されていないので,トップページに戻ってから,「Register」のページに移動します.
ユーザ登録のページです.
名前,メールアドレス,パスワード(同じものを2回)入力します.現時点ではメールの検証を行うことなくユーザ登録が可能ですので,メールアドレスはダミーのアドレスでも問題ありません.入力できたら「REGISTER」ボタンを押下します.
ユーザ情報がデータベースに登録され,ログインまで完了しました.ダッシュボードのページが表示されるはずです.
画面右上の「ユーザ名」をクリックすると,「Log Out」のリンクが表示されるのでログアウトします.
今度は,上で登録したメールアドレスとパスワードを使ってログインできることを確認します.
また,ログアウトした後,/dashboard の URI をブラウザに直接入力して接続します.
ログアウト状態であることから /dashboard ページへのアクセスは拒否され,ログイン画面に転送されることも確認できるはずです.
ユーザ登録の前後に SQLite データベースで users テーブル中身を確認すると,次のようになりました.パスワードには hogehoge を設定しましたが,パスワードが平文ではなくハッシュ化されて保存されていることにも注意してください.
vagrant@ubuntu2204 database $ sqlite3 database.sqlite ⏎ SQLite version 3.38.2 2022-03-26 13:51:10 Enter ".help" for usage hints. sqlite> .tables ⏎ failed_jobs password_reset_tokens users migrations personal_access_tokens sqlite> .schema users ⏎ CREATE TABLE IF NOT EXISTS "users" ( "id" integer primary key autoincrement not null, "name" varchar not null, "email" varchar not null, "email_verified_at" datetime, "password" varchar not null, "remember_token" varchar, "created_at" datetime, "updated_at" datetime); CREATE UNIQUE INDEX "users_email_unique" on "users" ("email"); sqlite> select * from users; ⏎ # ユーザ登録前 sqlite> select * from users; ⏎ # ユーザ登録後 1|Koichiro Rinsaka|rinsaka@sample.com||$2y$12$wPGFDuCmuSjXn/wJ47DwU.eXIwtxzG9aoEL1WLC1/aYBhghUwjnKa||2023-11-03 09:56:31|2023-11-03 09:56:31 sqlite> .exit ⏎ vagrant@ubuntu2204 database $