NumPy ライブラリを利用するためには,プログラムの先頭で import numpy as np
を実行してモジュールをインポートします.NumPy 配列は np.array()
関数を用いて生成できます.また 配列の要素がカンマ区切られていは Python リストと異なり,NumPy 配列はスペースで区切られていることに注意します.
NumPy 配列の定義
# モジュールをインポートする
import numpy as np
# リストの定義
x = [1, 2, 3, 4]
# リストをNumPy配列(ベクトル)に変換
a = np.array(x)
print(a)
[1 2 3 4]
NumPy 配列の定義
b = np.array([7, 8, 9, 10])
print(b)
[ 7 8 9 10]
NumPy では +
演算子を使うと,配列要素ごとの和になり,*
演算子では要素ごとの積になります.
要素ごとの和
c = a + b # 要素ごとの和
print(c)
[ 8 10 12 14]
要素ごとの積
c = a * b # 要素ごとの積
print(c)
[ 7 16 27 40]
ベクトルの内積を計算するには,np.dot()
関数を利用すると良いでしょう.
ベクトルの内積
c = np.dot(a,b) # ベクトルの内積 : 1x7 + 2x8 + 3x9 + 4x10
print(c)
90