Jupyter Notebook にはエディットモードとコマンドモードの2種類の動作モードがあり,モードによって同じキー操作を行っても動作が異なります.次のようにセル枠線の左側が緑色の状態がエディットモードです.エディットモードではアルファベットのキーなどを押すとそのまま文字(コード)として入力されます.
一方でコマンドモードの状態ではセル枠線の左側が青色になります.コマンドモードではアルファベットのキーなどを押すとコマンドが実行されます.例えば A キーを押すと,選択中のコードセルの上に新しいセルが挿入されます.
エディットモードからコマンドモードに変更するには,マウスでコードセルの外側をクリックしたり,キーボードの Esc キーを押します.コマンドモードからエディットモードに変更するにはマウスでコードセルの内側をクリックしたり,キーボードの Enter キー(macでは return)を押します.
JupyterLab にもエディットモードとコマンドモードの2種類の動作モードがあり,モードによって同じキー操作を行っても動作が異なります.次のようにセル内部が白色で青い枠線で囲まれた状態がエディットモードです.エディットモードではアルファベットのキーなどを押すとそのまま文字(コード)として入力されます.
一方でコマンドモードの状態ではセルがグレーで枠線も薄くなります.コマンドモードではアルファベットのキーなどを押すとコマンドが実行されます.例えば A キーを押すと,選択中のコードセルの上に新しいセルが挿入されます.
エディットモードからコマンドモードに変更するには,マウスでコードセルの外側をクリックしたり,キーボードの Esc キーを押します.コマンドモードからエディットモードに変更するにはマウスでコードセルの内側をクリックしたり,キーボードの Enter キー(macでは return)を押します.
エディットモードでのショートカットは概ね Jupyter Notebook と JuypterLab で共通しています.よく利用しそうなショートカットは次の表の通りです.
Windows | macOS | 操作 |
---|---|---|
Esc | esc | コマンドモードに切り替える |
Shift + Enter | shift + return | アクティブコードセルを実行し,次のセルへ移動(次がなければ追加)する |
Ctrl + Enter | ⌘ + return | アクティブコードセルを実行する |
Alt + Enter | option + return | アクティブコードセルを実行し,新規コードセルを追加する |
Tab | tab | 行の先頭ではインデントを挿入し,コードの途中では入力補完を表示する |
Shift + Tab | shift + tab | 行の先頭ではインデントを削除し,コードの途中ではツールチップを表示する |
コマンドモードでのショートカットも概ね Jupyter Notebook と JuypterLab で共通しています.よく利用しそうなショートカットは次の表の通りです.
Windows | macOS | 操作 |
---|---|---|
Enter | return | エディットモードに切り替える |
Y | Y | アクティブコードセルを Code タイプにする |
M | M | アクティブコードセルを Markdown タイプにする |
Shift + L | shift + L | コードセル行番号の表示・非表示を切り替える (Line) |
A | A | アクティブコードセルの上にセルを追加 (Above) |
B | B | アクティブコードセルの下にセルを追加 (Below) |
H | H | ショートカットの一覧を表示する(Jupyter Notebook のみ) |
P | P | コマンドパレットを表示する(Jupyter Notebook のみ) |