連続した値を生成したければ,range()
を使えば良いでしょう.ただし,終了条件に等号を含まない(つまり,最初の例では条件に 5 を指定すれば 4まで表示される)ので注意すること.
0から4までの数値を表示します.
for i in range(0,5):
print(i)
0 1 2 3 4
0から9までの数値リストを生成します.
values = list( range(0, 10) )
print(values)
[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
0から始まる数値シーケンスを生成したい場合は0を省略して終点のみ指定することもできます.
values = list( range(10) )
print(values)
[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
0から9までの数値リストは range
を使わなくとも実現可能ですが,数が多いと range
を使ったほうが明らかに良いでしょう.
values = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
print(values)
[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
3つ目の引数はステップであるので,例えばステップに2を指定することで,1から19までの奇数の数値リストを生成します.
values = list(range(1, 20, 2)) # 終了条件を21にしても同じ結果になるはず
print(values)
[1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19]
100から10まで,−10刻みの数値リストを生成します.
values = list(range(100, 0, -10))
print(values)
[100, 90, 80, 70, 60, 50, 40, 30, 20, 10]
数値シーケンス range
と繰り返し for
を使うと,九九の表を while
を使った場合より短いコードで簡単に記述することができます.
for i in range(1,10):
for j in range(1, 10):
seki = f"{i * j:4d}"
print(seki, end="")
print("")
1 2 3 4 5 6 7 8 9 2 4 6 8 10 12 14 16 18 3 6 9 12 15 18 21 24 27 4 8 12 16 20 24 28 32 36 5 10 15 20 25 30 35 40 45 6 12 18 24 30 36 42 48 54 7 14 21 28 35 42 49 56 63 8 16 24 32 40 48 56 64 72 9 18 27 36 45 54 63 72 81