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目次

  1. プログラミング言語
  2. Anaconda - Jupyter Notebook / JupyterLab の環境設定
  3. Python の基礎
    1. 変数への代入と表示
    2. リテラル値や変数の型
    3. 算術演算子
    4. 高機能電卓として使ってみる
    5. 代入演算子
    6. 標準モジュールを利用しよう
    7. カーネルを理解しよう
    8. 文字列
    9. キーボードからの入力を受付けよう
  4. リスト,タプル,辞書,集合
  5. 再び Jupyter Notebook の操作
  6. Python の制御構文
  7. 関数
  8. 便利な関数など
  9. リストの内包表記
  10. 多次元リスト
  11. クラス
  12. 演習問題
  13. 雑多な情報

Python の基礎

Python の基礎

代入演算子

= は代入演算子の一つで,a = 5 と記述すれば,右辺の値 5 を左辺の変数 a に代入するということを意味する.Python に限らず多くのプログラミング言語では += のような代入演算子が定義されている.例えば,a += 1 という記述は a = a + 1 と同じ意味であり,a の値を1増やすことを意味する.+= を使わなくともコードを記述することはできるが,他人のコードを読む場合もあるので,理解しておく必要がある.

代入演算子a = 5
print(a)
a += 1
print(a)
a += 1
print(a)
5
6
7

さらに Python では複数の変数への代入を1つの文で記述することができる.例えば,

2つの変数に代入a = 5
b = 3

の2つの文をまとめて,次のように1つの文として記述することができる.

2つの変数に代入a, b = 5, 3

C 言語などの多くのプログラミング言語では,上のような記述ができないので,2つの変数の値を入れ替えるときには,もう一つの変数(以下では swap)を準備して次のように記述する.

2つの変数を入れ替える:C言語風の書き方a = 5
b = 3

swap = a
a = b
b = swap

print(a, b)
3 5

しかしながら,Python では次のようにして2つの変数の入れ替えが可能である.

2つの変数を入れ替える:Python 流の書き方a, b = 5, 3
a, b = b, a
print(a, b)
3 5

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